■初心者がベースソロをとる時の理想の「ピアノ・バッキング」

■初心者がベースソロをとる時の理想の「ピアノ・バッキング」

 ソリスト (特に初心者) が、安心してソロをとれるようにするためのバッキングはどうあるべきかを考えてみました。
セッションを主宰するホストプレイヤーは心得ているのでしょうけど、こういう事を習ったことがないので、素人が大事なことは何かを考えてみました。

1. 「進行をロストしない様に、現在地のコードを伝える」

2. 「リズムが裏返らない様に、表拍はどこかを伝える」

 特に、ベースソロは、音が低くて小さいので、ドラムもピアノも小さく弾いて、音が小さいべースを目立たせます。
「ベースソロなんて必要ない」 と思う人もいますが、ピアノトリオでは、ピアノが特に目立つので、こういう全体の音が小さくなる部分をわざと作って、曲全体のダイナミクスを作ったりします。

 ドラム・ピアノ共に音が小さくなると、拍の頭やコードを見失う危険性も高くなります。管楽器のソロであれば、普通の音量でバッキング奏者も弾いていれば良いので、ちゃんと周りの音に耳を傾けてソロをとっていれば拍が裏返ることは少ないかもしれません。

 フレーズにテンパると、周りの音が聞こえなくなるという人間の特性で、リズムや位置が判らなくなってロストしてしまうのだと思います。

 まったくもって余裕でソロがとれるようになるまで、ソリストは練習すべきなのですが、サポートメンバーはいったいどうしたらよいのかを考えてみました。

・その1(作業中)



・その2(完成形)





■ジャズ・ピアノ・トリオでの、ベース・ソロの際のドラムは、

★「ハイハットだけ2-4」 で踏んでもらう、
★「ブラシの音は、ピアニシモ」、
★「オカズは4小節 or 8小節毎」

 だとメッチャ助かります。


<ピアノトリオのベースソロの例>


・べースを目立たせるため、前半はドラムを叩いていない (ピアノのバッキングだけ)


・ピアノはほとんど 「同じリズムパターン」 を繰り返してバッキングコードを弾いている


・ベースソロ導入部は、ピアノもドラムもピアニッシモ


・これはベースとドラムの 4-Bars ですが、ベースソロ時はブラシの持ち替えて、全体の音量が小さくなっています。


・見ての通りカッコいいです。 超一流のピアノトリオのベースソロですね。

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